私はぷくぷく体型ではあるけれど、健康診断の結果はまずまずで、生まれてこの方大きな病気をしたこともありません。
「更年期障害にはならないんじゃないかなー」って思ってました。
実の母が更年期の時に辛そうにしていた記憶がないのもありますが、まあ、はっきり言って根拠ない思い込みです。
ある日、自分でも思いがけず夫に言った言葉で、事の重大さを実感しました。
仕事から帰宅した夫に、
「 もうご飯が作れない。
きょうだけじゃなくて、この先も作れない。
お客さんが来るから仕事は何とか最低限のことはやってるけど、
ご飯も洗濯も掃除も、何にも満足にできないんだよーー」
これを、まだ玄関から上がってもいない夫に向かって、体育座りしながら涙声で言ったのでした。
この時、私としては本当はこう言うつもりでした。
「きょうもご飯が作れなかった。ごめんね。
外へ食べに行くか、本当に簡単なありあわせで済ませるか、どうしようか?」
と。
でも、そのセリフを、ここ数か月、何回言ってきたでしょう。。。
もうそんな自分が嫌で嫌で、仕方がありませんでした。
そう思った瞬間自分でもがっくりしてしまって、考えるより先に最初の「この先ももうできない」という言葉が出てきたのです。
夫は
「そっか。じゃ、これからオレがやるよ。」
と言いました。嫌味でもなく普通に。
(私が更年期で動けない時があるのは夫も知ってたので驚かず)
その言葉を聞いてホッとした、というのは確かにあります。
罵倒されたり呆れられたりせず(夫は元々そういう態度はしない人ですが)、受け止めてもらえた安堵感はありました。
でも、
「 夫はちゃんと出勤してまじめに仕事してまっすぐ家に帰って来て、
『ウチのご飯は美味しいね♪』って、子どものようにパクパク食べる人なのに、
私に何の過剰な要求もしない人なのに、
その彼に、『家事は全部オレがやるよ』なんて言わせるのなんか、ダメだ!!
自己流で良かれと思うことをやってても好転しない。ちゃんと病院で診てもらわなきゃ。」
と強烈に思ったのでした。
ただ、その時も本当に元気がなくて、考える思考も言葉も出なくて、
(自分の感情を言葉にするのも億劫というか、言葉がまとまらない)
「ごめんね。病院に行かないとダメだと思う。
行って良くなるかもわからないけど、もうちょっと待ってて」
夫に言えたのは、それだけでした。
はからずも、事の重大さを自覚してなかった私自身を、自らの発した言葉によって目覚めさせた瞬間でした。
「病院に行かなきゃいけないんだ」と。
長くなるので、続きはまた。
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